こんにちは。PBMANです。
「セロリ」の育て方について、記事を作成してみました。
ガーデニングでいろいろ植物や野菜とつきあっていますと、うっかりして、とある植物や野菜の種まき時期を忘れてしまうことがあります。そこで、まずは野菜をメインにカレンダーベースにして年間栽培計画を作っておくことにしました。そして、近い将来に、月毎の野菜(植物)の種まき時期についても記事化をしておきたいと考えております。
セロリの特色
■しっとりした土に、冷涼な環境!
セロリは冷涼な環境を好みます(原産地は、ヨーロッパ地中海沿岸域/西南アジア/インド)。
生育適温は15~20°位で、湿った土壌環境がセロリには適しています。湿った土といってもじめじめした感じの土ではなく、水分を良く含みつつも、一方で空気を良く含んだふかふか感もある土(腐葉土など)で根もしっかりと育ちます。
セロリは涼しい気温、そして水気が好きであることを理解して栽培すれば大きな失敗は避けられる気がします。
■小さな種から、大きな株に!採らずに育てれば種がいっぱい!
セロリの種はとても小さいですが、小さな種からは想像できない程大きなセロリに育ちます。
そして、収穫をせずにそのまま育てる場合、沢山の花を咲かせ、うまくいくと一株から何千何万もの種を採取することが可能です。栽培期間は長くなりますが、鉢植えも可能ですし、種を取ることができれば、翌シーズンにも種まきから始めるなど繰り返し栽培可能です。
セロリの株は、スーパーで購入する場合、価格は安くはない部類です。株も採れて、種も採取し、その種を再利用することができますから、栽培していてかなりお得!!な野菜といえるのではないかと思います。
■食物繊維が豊富、ダイエットだけでなく美容効果も!
セロリは食物繊維が豊富に含まれ、栄養成分でも、βカロテン、ビタミンB1(疲労回復)、ビタミンC,ビタミンE(血のめぐりを良く)など豊富に含まれています。食物繊維が多いことにより、腸内環境の向上が期待されます。体のほてりを取り、便秘、むくみを抑えることができ美肌効果もありますので健康食、美容食としても有効です。日常の食生活に定期的にぜひ取り入れていきたい野菜ですね。
セロリの年間栽培計画(カレンダー)
■セロリの年間栽培計画です。
環境(寒冷地・中間地・温暖地)によっては多少のズレがあったりしますので、参考程度に留めていただけたらと思います。ここでは、中間地(やや温暖系)を念頭に記載しています。
収穫時期を意図的にずらす場合は、栽培環境を整えることで全く違ったカレンダーにて栽培が可能です(温室栽培が可能であったり)。
セロリの年間栽培計画(種まきから収穫・種取まで)
播種(種まき)の時期
5-6月頃を目指します。発芽させるには20度よりやや低い温度を目指すと良いでしょう。
温度を調整し保湿できれば発芽率は高くなります。この条件を満たせばよいので、20度前後で温度調整可能な冷蔵庫や、クーラーボックス(保冷剤を投入)に入れたりして発芽させることも可能です。7-8月頃といった暑い時期にも発芽させることも可能です。
土への直播よりも、苗床(種床)で種まきをして十分に苗を育てから、移植すると管理がしやすいです。
植付(植え付け)の時期
7-8月頃を目指します。日あたりの良い場所に植え付けます。暑くなる時期なので植え付けた後にはたっぷり水を与えたり、栽培時も乾燥しないように、また霧吹きなどをしてセロリが熱くなりすぎないようしてあげると元気に夏を過ごせる様に見えます。セロリは冷涼な環境を好みますから。
毎日セロリを見て上げられる環境であれば、乾燥気味かどうか、水不足で株が元気がなくなっているかどうかはすぐにわかります。ただ、毎日観察ができそうにない場合には、乾燥予防として畑の場合にはマルチシート、植木鉢の場合にはマルチ素材などを施しておくと良いでしょう。表面を保護することで、土中水分の蒸発が防げます。乾燥しにくくセロリにとって快適な環境にしてあげましょう。
収穫の時期
11-12月頃を目指します。植え付け後、肥料を施し成長を促します。収穫が遅くなってしまうと鬆が入ってしまいます。食べられないことはないですが食感は良くなく、そのままではやはり厳しいものがあります。収穫が遅くなり鬆が入ってしまったら、煮込み料理のフレーバー付け(ブーケガルニ等)として使用することもできるでしょう。
もう一つの選択肢としてはあえて収穫しないということです。立派に育っているセロリで収穫が遅れてしまったのであればそのまま育ててしまいます。翌春にはセロリは花を咲かせ種をつけます。
種取りの時期(収穫しなかった場合)
翌6-7月頃を目指します。セロリは翌春(4-6月頃)を迎えると小さくて無数の花を咲かせます。花が終わると株は枯れていきますがそのまま乾燥させます。乾燥した花を袋等にいれて粉々にするとセロリの種が袋の下に溜まっていき、たくさんの種を取ることができます。種まきの時期に間に合わせて作業ができれば、そのまま種まきをします。
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