”ビジネスや人生で成功するには『読書』はそもそも必要なのか?”という問いについて考えてみました【人生と本の関係】

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こんにちは。PBMANです。

今では年間に200冊程本を読みますが、昔から所謂読書家という訳でもなかったこと。本を大量に読んで勉強されている方の情報発信は説得力があると思わされるところが有る一方で、特に読書家でなくても、社会で成功されている方も少なからず見受けられます。

そこで、ビジネスや人生で成功(うまくやっていく為)には「『読書』は必ずしも成功には必要としないのでは?」、「『読書』はそもそも成功に必要なのか?」と自問する様になりました。また、それをきっかけに「人生と本の関係」について考えてみました。

この記事は
ビジネスや人生で成功する上で
    『読書』はそもそも必要なのか?”
について考えたことを書いたものです。

トータルで4000字程ありますが、3-5分程度でお読み頂けます。

『読書』は成功の条件ではないかもしれない・・

“ビジネスや人生で成功する上で『読書』はそもそも必要なのでしょうか?”

私自身周りを見回しても、それ程『読書』というものをしていなくても社会的に成功されている方は沢山いらっしゃいます。周囲の人の意見をよく聞き、独自で様々な情報を入手し、自身の経験と照らし合わせて、人生やビジネス上の数々の難問題を解決していく。そんな方は情報収集の手段や課題解決の方法として、『読書』を必要とはしていないのではないでしょうか。

もしかしたら、あなたも十分な学びと経験を持ち、数々の人生の困難を乗り越えて来られている方の一人なのかもしれません。人生の達人ともいうべき、そんな方々にとっては、情報収集、問題解決の手段としての『読書』はそれ程必要なことではないことでしょう。

既に社会的に成功を収めている方にとっての問題については、その社会的ポジションの高さ、責任の大きさ、創造性、独自性により、本に書いているありきたりの情報などからは、問題解決の手掛かりにもならないことはよくあることだと思います。そういう類の問題や解決方法は書籍で扱われている可能性も低かったりするので、結局のところは、本に頼ることなく、一次情報を自分で集め、人生やビジネスの大きな難題を解決させなければならないかもしれません。

人生の達人にとって『読書』はそれ程必要はないかもしれません…

情報発信力のある方は、読書を取り入れている

一方で、情報発信力のある方は、ふんだんに『読書』を取り入れている方が多いと思います。しかも、社会的に成功を収めている方も少なくありません。それは何故なのか。理由としてはいくつか考えられますが、考えらえる『読書』の3つの主なメリットを考えてみました。

  1. 情報収集手段としては、本を読むだけなので手軽な方法
  2. 著者を含む複数の関係者による書籍内容のチェックがあり、情報の質はネット情報より高い
  3. 情報メディアの一つである「本」を活用し、情報のバランスを取ることが可能

一つ一簡単に見ていきましょう

1. 情報収集手段としては、本を読むだけなので手軽な方法

これは自分自身で情報(特に一次情報)を得るには、手間暇がかかり、時間がかかります。一次情報とは、ここでは、あなた自身が直接的に体験をして得た情報を意味します。一方で、書籍等からの情報(二次情報)を得るには、読書だけで済むわけですから、手間暇もかからず、時間も一次情報取得に比べれば多いに節約できるでしょう。

2.著者を含む複数の関係者による書籍内容のチェックがあり、情報の質はネット情報より高い

「本」には著者だけではなく、校閲、編集等の作業により複数人の関係者がチェックがされています。この意味で、インターネットに転がっている情報(チェック体制不明)よりは、情報の品質は洗練されていると言えるでしょう。

3.情報メディアの一つである「本」を活用し、情報のバランスを取ることが可能

情報があふれる現在社会の中で、様々な情報メディアに触れることは、物事を多角的な視点で捉えなおして状況を判断することは必要が考えられます。特定の情報メディアに頼らず、物事の判断を誤らない様にする為には、自身が触れる情報メディアの数を増やす方法が一つとして考えられるでしょう。

新聞、テレビ、ラジオ、そして周囲の人から伝え聞く情報だけでなく、「本」も情報メディアの一つと考えられます。情報メディアとしての「本」も多種多様で、視点や内容は「本」によって千差万別です。読書を通して色々な「本」に出合うことで、複眼的な視点を持つことができる訳です。

もしあなたが既に成功を収めているビジネスマン、経営者だとすれば、社会的に責任のある難しい地位にいらっしゃる訳ですから、情報の取捨選択について「本」を利用することについては軽視することはできないのではないでしょうか。

情報メディアは多角的に。

情報発信力のある方は、物事の本質的理解が伴っている

情報発信力のある方は、読書を通して情報をインプットする際にアウトプット(情報発信)を意識します。それは、読書を通して得た学習(インプット)についてを本質的な理解に落とし込み、他の人に言葉なり図なりにして説明する必要があるからです。「要はどういうことなの?」という問いかけに対して、自分自身が独自の視点なりとも本質的な理解を心掛けなければ、短くまとまった形(わかりやすい形)で表現できないでしょう。

そして、自分自身で物事の本質的な理解をしたかどうか、本物の知識が身についたかどうかを確かめる一番の方法はアウトプットです。その物事に対して自分の知識、理解を人に説明できるか、また文章など言葉にしてアウトプットできるかどうかを確認することが、まずは「自分がある事柄を理解しているかどうか」の判断材料になるでしょう。

重要なことは、知識の断片ではなく、自分の中にある知識を用いて、現実の出来事を説明できるようになることだ。そうでなくては、本物の知識が身についたとは言えない。

『読書の技法』(佐藤優 東洋経済新報社 ) P.058 より

自分の中にある知識を取り出して、うまくそれを使うことができて初めて、本質的な理解ができたと言えることでしょう。またその本質的な理解積み重なりが体系知とも言えるかもしれません。逆に言えば、自分自身で「体系知」を確立することができれば、色々な物事に対してもアウトプットすることが出来る様になり、ビジネスでも結果を出すこと出来る様になるのではないでしょうか。

自分の知識で物事を説明できるか(本質的な理解、体系知へ)

読書のメリット:読書は人生をより充実したものに

情報メディアとしての「本」、その本から情報を取得する行為である『読書』を通して、本質的な理解を目指す限りにおいて「読書は非常に強い武器」となってくれるのではないでしょうか。それが、すぐに人生、ビジネスの役に立つかどうかは別としても、「物事の本質的な理解をする」「体系知を身にまとう」ということは、それ自体が財産とも言えるのではないでしょうか。

金勘定の損得にはつながらなくても、「体系知」を形成することは人生において知の財を成すことと言えないでしょうか。読書を通さなくても「本質的理解」「体系知」は得られるかもしれない。しかし、「本」を背景にした「本質的理解」は深さを増し、「体系知」に広がりや奥行きを与えてくれるのではないでしょうか。

『読書』とは古今東西、筆者の世界観を除くタイムマシン、どこでもドア的要素があると思います。自分自身が日常生活で決して体験できないことを、本に書かれた筆者の知識、人生経験などを想像力を通して疑似体験し自分のものにすることができる素晴らしい行為ではないかと思います。

自宅のソファに座りながらゆったりした読書。机の上でちょっと身構えて集中モードの読書。通勤通学時に、ちょっとした時間つぶしに電車の中での読書。または公園に散歩、お出かけがてらのでの読書。色々な場所や様々なシチュエーションで本を読むということができますが、一度本のページをめくれば、脳内では別世界のドアが開かれ、脳内の旅行の始まりです!

そんな『読書』を通して、脳に蓄積された知見、理解を十分に活かすことができればなんと素晴らしいことでしょう。本を読むことで得られる知識・理解、疑似的な体験等が、あなた自身の知識や経験に加わって、人生をより豊かしてくれる可能性を秘めているのではないでしょうか。

『読書』はより豊かな人生に

まとめ:”ビジネスや人生で成功するには『読書』はそもそも必要なのか?”

ここまで書いてきましたが結論です。

  • 体系知」(「本質的理解」の積み重なり)が形成できれば、『読書』をしなくても成功は十分可能でしょう。
  • しかし、情報収集メディアとしての「本」を活用し、『読書』を通して自身で構築した体系知」は人生の財産となります。
  • この財産をビジネスや人生で活用することこそが、成功への『鍵』となるのではないでしょうか。
「本質的理解」こそ成功の『鍵』

本記事が、あなたのお役に立てましたら本望となります。ここまで御覧をいただきまして誠にありがとうございました。

参考書籍情報

■『読書の技法』佐藤優 (東洋経済新報社) 

■『読書の技法』佐藤優 (東洋経済新報社) 

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